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あなくいむし



僕が幼稚園の頃に読んで軽いパニックに陥った『おはなし』をご紹介します。



 あなくいむし  作 榎本悦子
あるところに一本のリンゴの木がありました。
ある時、そのリンゴの木に、一匹の蝶々が飛んできて、一枚のリンゴの葉に、たくさんの卵を産みました。
そのうち、リンゴの木に小さなリンゴの実が、一つなりました。
小さなリンゴの実は、大きくなってゆきました。

しばらくすると、蝶々の卵が一つかえって、あなくいむしになりました。
あなくいむしはそのリンゴの実を、食べ始めました。
あなくいむしは、食べて、食べて、食べたので、穴はだんだん大きくなって、とうとう リンゴは穴だらけになってしまいました。

しばらくすると、別の卵が一つかえって、あなくいむしになりました。
お腹がすいていたこのあなくいむしは、リンゴの穴を食べ始めました。
リンゴの穴の中に、小さな穴が一つ開きました。
穴の穴は、どんどん大きくなって、とうとう穴の中は、穴だらけになってしまいました。

しばらくすると、また別の卵が一つかえって、あなくいむしになりました。
このあなくいむしも、お腹がすいていましたので、穴の穴を食べ始めました。
穴の穴の中に、小さな穴が一つ開きました。
この穴の穴の中に開いた小さな穴は、どんどん大きくなって、 穴の穴の中は、穴だらけになってしまいました。

しばらくすると、また別の卵が一つかえって、あなくいむしになりました。
このあなくいむしも、お腹がすいていましたので、穴の穴の穴を食べ始めました。
穴の穴の穴の中に、小さな穴が一つ開きました。
この穴の穴の穴の中に開いた小さな穴は、どんどん大きくなって、 穴の穴の穴の中は、穴だらけになってしまいました。

しばらくすると、また別の卵が一つかえって、あなくいむしになりました。
このあなくいむしも、お腹がすいていましたので、穴の穴の穴の穴を食べ始めました。
穴の穴の穴の穴の中に、小さな穴が一つ開きました。
この穴の穴の穴の穴の中に開いた小さな穴は、どんどん大きくなって、 穴の穴の穴の穴の中は、穴だらけになってしまいました。

しばらくすると、また別の卵が一つかえって、あなくいむしになりました。  そして穴の穴の穴の穴の穴の中に……

                            おしまい



…今でもパニックに陥りました。 



おまけ これだけでは頭の中がすっきりしないので、同じ本(福音館書店『母の友』)に 載っていた『子供の詩』もご紹介。


 おやすみなさい  作 長野県 ひらばやしゆりこ(5歳)
さて
こんやも
ちからいっぱい
ねるか


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