「心に残る面白い話」のハナシ

妹がどこかからヘンな宗教本をもらってきたんですよ。 
その本はよくありがちな『悩み相談室』モノなのですが、よく読んでみるとどこか『ヘン』なんですよ。
なんかどこかずれてると言うかちょっと違うと言うか…
その一節をここでご紹介します。



「よく「結婚相手は赤い糸で結ばれている」と聞きますが、私の「赤い糸」はどこにあるんでしょうか?」
「確かに赤い糸はありますが、「赤い糸は一本だけ」と思うことは間違いです。そしてその糸にもランクがあるのです。」

赤い糸ってのは運命論の事だと思ってましたがそうではないようです。 っていうかランクまであったら糸とか関係ナシに「普通の出会い」なんじゃないの?


「私はコンピュータのプログラムを作る小さな会社を経営してます。 社員は私以外に三人ですが、どうも覇気もアイディアも無く(略)どんなふうに人材を見極めればいいのでしょうか?」
「松尾芭蕉の言葉に『無能無芸にしてこの道に通ず』というのがあります。 全ての役立たずの鈍才こそ、いま携わってる道(仕事)しか出来る事がないので、結局は長く続け、やがてはその道のエキスパートになる、という意味です。」
と、ここまでは良いのですが、
「結論として言える事は、人材など一切あてにせず、人の十人前を一人でやるくらいのバイタリティを発揮すること以外ないでしょう。」

部下を当てにしていいのか悪いのか。そして松尾芭蕉の立場は?


「素敵な男性とめぐり合いたいのですがなかなかチャンスに恵まれません。やはり恋愛運が欠けているのでしょうか?」
「それは色情霊がついているかどうかにも関ってきます。」

色情霊ってヨロシイなぁ。 誰か色情霊ついてる人連れてきて!


「好きな人を意識するあまり、恋心が裏目に出てしまう私。 なんとかこの性格を直したいのですが。」
「こうお祈りしてください 『○○さんの守護霊さま守護霊さま、私の恋心の苦しさをすみやかに消して、なんでもない普通の友達にして下さい』」

ダメじゃん!



次は、質問自体がヘンだというのを並べてみました。


「なにか心霊的に背を伸ばす方法はないですか?」
多分ないと思うな、心霊的に。

「最近夢の中にカニがよく出てきます。 カニが好物でもないのですが、これには何か特別な意味があるのでしょうか?」
それを相談してどうする。

「兄に不運な事が続いて苦しんでおります。 飲食店を経営してるのですが客足も落ち、体調も優れず、義姉が自殺未遂をするという事件があったのです。」
コレ自体はまともな(?)相談なのですが、
[類型のお便り]
「足に原因不明の腫れ物ができ、苦しんでおります。」
どこが「類型」なんでしょう? 共通するのは「苦しい」ぐらいだと思っております。



いかがでしたでしょうか? 相談するほうもされるほうも微妙に『ヘン』ですよね? 
これはやはり、悩み事は宗教にではなく、自分の信頼できる人にするべきという教訓なのではないでしょうか。
宗教に走るよりも、そういう家族関係や友人関係を作り上げられるよう常日頃から努力していきたいと僕は思っています。
あ、でも背が低いのと『カニ』はどうにもなんねぇや!



「今度生まれる時はヨーロッパあたりがいいなと思うのですが…」
…がんばれ。






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